ROE(Return on Equity:自己資本利益率)とは、企業が株主から集めたお金(自己資本)を元手にどれだけの利益を上げたのかを示す財務指標のことです。
企業の経営効率や収益性を判断するのに用いられます。
ROEが高い方がいい理由としては以下があげられます。
- 効率的な資本運用:ROEは、株主から預かった自己資本をどれだけ効率的に利益に変えられているかを示す指標です。ROEが高いということは、会社が少ない資本で多くの利益を生み出せていることを意味し、資本の運用効率が良いと判断される。
- 株主のリターンが大きい:ROEが高い企業は、投資家に対して高いリターンを提供できる可能性が高く、株式市場での評価も上がりやすいです。これにより、株価の上昇や配当の増加が期待されます。
- 資金調達力の強化:ROEが高い企業は、内部留保を積み増しやすく、自己資本が増加します。これにより、新たな投資や事業拡大のために外部からの借入に頼らず、自己資金での成長が可能になります。
- 競争力の証明:ROEが継続的に高い企業は、競争力が高く、持続可能な成長を維持できる可能性があると見なされます。これは、業界内で優位に立つ企業であることを示す一つの指標となります。