あなたが持っているそのブランドを選んだ理由はなんでしょうか。
デザインが好み・値段・人気など、理由は多く挙げられると思います。
ここではそれぞれの理由の根底にある感情について触れ、
ブランドを
顧客の感情を呼び起こすもの
と定義し、その要素を掘り下げていきます。
そこから、ブランド作りに必要な最重要ポイントを示していきます。
ブランドとは
そもそもブランドとは何でしょうか?
Wikipediaによると
ある財・サービスを他の同カテゴリーの財やサービスと区別するためのあらゆる概念。
と記されており漠然としていますね。
ここではさらに掘り下げ、ブランドを下記のように定義します。
顧客の感情を呼び起こすもの
例えば、ルイ・ヴィトンと聞くとLVのロゴや特徴的な茶色をイメージすると思います。
Appleならリンゴのロゴ、シンプルなデザイン・スタイリッシュ。
さらにはコカコーラと聞くとあの赤いラベルをイメージするのではないでしょうか。
ブランド名を聞いてどこまでイメージを膨らませることができるか。
顧客の感情を呼び起こすものこそがブランドなのです。
これがブランディングにおいて重要な要素となります。
なぜそのブランドを選んだのか
では消費者の立場からブランドを選ぶ流れを探っていきます。
なぜそのブランドを選ぶのか。
それは、ブランドを持つことで自分の世界観を表現していると考えます。
ニーズではなく消費者の欲求を満たしているのです。
以下、高級ブランドと一般的なブランドを分けていきます。
高級ブランド
高級ブランドを持つ人はデザインの他に、高級というタグがそのブランドにはついています。
これは学歴や職業などにも当てはまることで、それぞれを分けるとどこかの要素で資本主義的な優劣がつきます。
ビシッとスーツを着こなす社長の前では背筋が伸びて話をしっかり聞いたりするものです。
これは権威のようなもので、利便性以外において実際の価値が見えません。
そこに価値を感じることができるために、多くのファンが生まれます。
高級ブランドが高級である理由は世界観の他に、多くの人が手にできない点にあります。
ブランドが生み出す世界観・オーラに付加価値がつき、高級になるのです。
高級でないブランド
スタバや無印良品が良い例です。
スタバと聞くとあのロゴ、無印良品と聞くと “シンプル”を思い浮かべます。
おそらく多くの人がそう思ったのではないでしょうか。
高級ブランドは一部の人しか買えない優越感がありますが、これらのブランドにありません。
世界観だけでファンを形成しているのです。
やはりスタバでコーヒーを飲む自分はイケてると思ってしまいますし、
無印のシンプルさでスタイリッシュさを表現することができます。
ブランドを作るにあたって
ではブランドは高級であるか、スタバのように規模が必要なのかと感じるかもしれません。
しかしそんなことはなく、小さく始めることもできます。
必要なこと
ブランドとは感情を呼び起こすものと定義しました。
小さく始めるにあたってもやはりどのような感情を呼び起こすのかを定義する必要があります。
最近私が見たものでは、白人と黒人が手を繋ぐデザインの服が印象的でした。
ここでは人種差別反対をイメージさせ、その意思を持つ自分自身を表現できます。
このように、規模がなくても表現はできます。
そしてファンを形成し愛されることで規模を獲得していくことが重要です。
そして商品・サービスの質がそれ以上に重要です。
現在成功しているブランドは全て品質を追求した上でブランディングをしています。
すぐにヨレヨレになる服でいいならユニクロはここまで成功できなかったでしょう。
商品・サービスの質に見えない価値が合わさって初めて、愛されるブランドになるのです。
まとめ
今回はブランドを選ぶ理由、ブランドを作るにあたって最重要要素についてでした。
ブランドって何?という疑問に答えられるように書いてみましたが、
不明点・疑問点がございましたらお気軽にお問い合わせください。
今後はブランディング(ブランドを形成していく流れ)についての記事も書きますので、
チェックしてくださると幸いです。