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アパレルのハイブランドと聞くとどのようなブランドを思い浮かべるでしょうか。
LOUIS VUITTONやHERMES、DIOR、CHANELなどがパッと浮かびます。
その他にもたくさんの種類がありますよね。
今回は、ハイブランドとミドルブランドについてと最近の消費者の選好傾向をざっと書いてみたいなと思ってます。
あくまで一個人の意見として思っていただければ幸いです。
ブランドとは
そもそもブランドとは。
過去に以下の記事に書いたのですが、根本としては「顧客の感情を呼び起こすもの」であり、消費者の欲求を満たすものだと思います。
あのブランド品が好き、これを持っている自分が好き、人からいいように見られるなどです。
基本的にはそのブランドを選択することにようるプラスのことを考えて選択することが多いかと思います。
続いてハイブランド・ミドルブランドについてです。
ハイブランド
ハイブランドとは以下の記事にある通り、「上流階級の人々に向けた品質・価格ともに最上級クラスのブランド」のことのようです。
歴史や伝統も関係するみたいですが、一般的には高品質で高価格帯の商品を展開しているブランドのこととかと思います。
どこからがハイブランドなのか、という区分は曖昧ですが。
ミドルブランド
続いてミドルブランドとは、以下の記事によると平均単価が1.5~5万円前後の中間価格帯アイテムを展開しているブランドのようです。
その他にもローブランドと呼ばれる低価格帯のアイテムを展開しているブランドもあります。
最近の消費者の選好
ここからが本題になります。
これまではハイブランドとミドルブランド、さらにはローブランドなどで客層が分かれていたり、ターゲットが分かれていたためそれぞれのブランドが選ばれていました。
ですが最近ではハイブランドとローブランドの二極化が進んでいるように思います。
いいもの/欲しいものを買えるまではお手頃なものを買う、のような傾向です。
「欲しいもの」について、各ブランドのデザインや本当に気に入っている点がある場合も勿論あるのですが、
別の選好基準として、マイナスからの脱却という観点があるのかなと個人的には思います。
マイナスという表現について、ミドルブランドはハイブランドに比べて劣っているということではありません。
SNSの普及による他者の生活や行動の可視化、それを見る視聴者という構図から、
ハイブランドに興味がなかった層とハイブランドとの接点が増えています。
接点が増えることで、あのブランドのあのバッグ・服・アクセサリーは何円、という知識が勝手に入ってくるのです。
そうなると、自分でブランドを選ぶ際の選好基準に金額が入り、中には他者からの目線が入る人もいるはずです。
あのバッグ・服って高いのに持っているなんてすごいなー、などです。
そのような人にとってはミドルブランド(消費者との接点が少ないブランド)を選択した際にも他者からの目線が気になります。
そのため、バッグ・服が欲しいとなるとハイブランドが選択肢に入りやすく、
そもそも興味がない場合はミドルブランドを選ぶことはなく、ローブランドを選択しやすいと思います。
本来の購買行動としては、ハイブランドに限らず自分が本当に欲しいから買うもののはずなのに、
その選好過程で他者からの目線や他者の欲しいものが自分の選択肢に入ってくるのです。
最後に
以上、最近思ったブランドの話でした。
そもそもハイブランドは他者からの目線も込みでブランディングしているため上記のことは至極当然のことかもしれません。
このブランドを持っているとイケてる、という価値観から
あのブランドを持っているのはイケていないという価値観が生まれているのかと思っています。
また、日本に住んでいるから海外ハイブランドの値段が高いと感じやすいのかもしれないです。
あくまで一個人の見解であり、ハイブランドを持っている人がどうと言うつもりは全くないです。
一読いただきありがとうございました。