ポイントカードって何のためにあるの
Tポイントやdポイント、楽天ポイントなど日本には様々なポイントカードがあり、
お得に買い物ができることから多く人に使われています。
ふと、ポイントカードってなぜ存在するのかなーっと思ったので書きます。
ポイントカードの種類
ポイントカードには大きく2つの種類があります。
共通ポイントカード
たくさんのお店で使えるポイントカードのこと。
先ほどあげたTポイントやdポイント、楽天ポイントなど一度発行すると多くのお店で使うことができるものです。
我々消費者としては持ち歩く枚数が減り、ポイントも貯まりやすい点が魅力ですね。
お店側からすると、そのカードに対応することで顧客の囲い込みが可能になり、売り上げ向上が見込めます。
また、小さなお店でも少ない費用で導入することができる点も魅力です。
共通ポイントカードはたくさんの店に導入されることでカードとしての価値が上がります。
4大共通ポイントと呼ばれているのがTポイント、dポイント、楽天ポイント、Pontaです。
オンライン以外でもほどんどのお店で使えることがわかると思います。
自社ポイントカード
自社でしか使えないポイントカードのこと。
スターバックスなどがイメージしやすく、スターバックスカードで購入すると「スター」が溜まります。
そしてそのスターによって特典があったり、交換することができます。
また、そのポイントはスターバックスでしか貯めることができません。
これは自社しか使えなくてもお客さんが来てくれるようなロイヤリティが必要となります。
一度確保すると、顧客を囲い込むという面で共通カードよりも強い力を発揮します。
ポイントによってできる4つのこと
顧客の離脱を防ぐ
一度ポイントを貯め始めるとそのポイントを失うのがもったいなく感じるため、
同じ店で購入しようという気持ちが生まれます。
ポイントの利用を1年以内と制限がある場合も多く、それによって顧客の離脱を防いでいます。
コミュニケーションツールとなる
「ポイント5倍!!」などのメールを送ることで、ポイントの利用を促すことができます。
顧客とのタッチポイントを増やすことで販売促進につながります。
有効なマーケティング
ポイントを利用することで集客につながるため、マーケティング施策として活用できます。
10倍キャンペーンなどはインパクトがあり、販促効果があります。
顧客情報の収集に役立つ
顧客の情報が集まることで有効な戦略を打つことができます。
個人に合わせた商品のおすすめや新商品の開発などにつながります。
ポイントとの付き合い方
私は特にネットで買い物をするときポイント付与率に注目してしまいます。
これは「10%値引き」よりも「ポイント10%付与」 の方に価値を感じてしまう、
『メンタルアカウンティング理論』というものが働いています。
「ポイント10%」に対して「10%もつけてくれる!」と思ってしまいますが、
商品の値段は定価です。恩恵を受けることができるのは次の買い物なのです。
つまり自動的に次の買い物をすることが決まってしまいます。
この購入ループをさせるために企業側は1年間の期限を設けたり、ポイント付与キャンペーンをしているのです。
ですから一度、ポイントを排除して考えることをお勧めします。
皆さんもポイント目的で購入することのないように気をつけてください。
参考