今回は家電メーカーの『BALMUDA』について分析します。
BALMUDAはデザイン性に優れた製品を出しているのが印象的です。
トースターは皆さんも一度は見たことがあるのではないでしょうか。
トースターはBALMUDAの代表である寺尾玄さんがスペインに旅をした際に
食べたパンに感動し、取り組み始めた製品だそうです。
このような、おいしいパンを食べるという体験を大切にするBALMUDA。
そんなBALMUDAについて以下で分析していきます。
結論
- 体験×デザイン
体験は例えば「おいしいパンを食べる。」
デザインについては見た目がおしゃれという点だけでなく、
「使いやすさ」や「手に馴染む」なども含みます。
電気ケトルなどは注ぎ心地と湯切れを追求した商品となっています。
ビジネスモデル
BALMUDAはファブレスメーカーといい、自社で製造工場を持たずに
製造を委託する形をとっています。
デザインや設計は自社で行い、製造過程を委託しているという形です。
これにより市場の変化に対応することができコストを抑えることができるのです。
マーケティング分析
3C分析
「おいしいパンを食べる」という体験と「部屋に置いてもおしゃれ」というデザイン性が
人々の目を惹いています。
SNSの普及から、購入者の中で「写真映えする」という項目が
無意識のうちに働いているのかも知れません。
4P分析
機能性とデザインにおいて高価格帯が実現できています。
またSNSやHPを活用しており、消費者に製品のコンセプトを的確に伝えようとしています。
→製品開発ストーリー:https://www.balmuda.com/jp/about/story
STP分析
ここでは主に機能性に焦点を当てています。
「おいしいパンを食べる」という特定の目的を果たす製品において、
機能性が重要になると考えたからです。
もちろんデザイン重視で購入する人もいます。
ポジショニングマップ
高価格帯であり、デザイン性に優れているという点で以下のようになると考えます。
正直、機能性については他のメーカーの方が優れていると思います。。。
しかしデザイン性に関してはどのメーカーよりも優れていると思います。
無駄なものがなくてシンプルです。
まとめ
BALMUDAは機能性とデザインの組み合わせによる成長が大きいと考えました。
どちらもマーケティングにおいて重要ですので非常に勉強になります。
製品のコンセプトを確立し、デザインに拘った製品を作るという、
メーカーの在るべき姿だなと感じました。