産地直送で食べ物が届くサービス「食べチョク」
5月13日にカンブリア宮殿で取り上げられるほどに勢いのあるサービスです。
そんな食べチョクのビジネスモデル・アーケティング分析をしていきます。
食べチョクとは
株式会社ビビッドガーデン
代表取締役社長:秋元 里奈
生産者から食材が直接届く、コロナ禍で人気爆発のサービス
野菜・海鮮・肉はもちろん、ジュースやジャムなどの加工品も販売。
購入会員50万人、登録生産者4300軒(2021年4月)
ビジネスモデル
食べチョクは生産者である農家が直接消費者に発送することで従来の中間業者をカットし、
農家の利益につなげるというビジネスモデルをとっています。
また、販売価格は出品者が決めることができるため納得のいく値段をつけることができます。
従来のように販売価格が固定である場合、こだわって作ってもその努力が価格に反映されないという不満があり、
自由な販売価格は強いこだわりを持っている農家にとって嬉しいことです。
マーケティング分析
3C分析(生産者)
ビジネスモデルでわかる通り、生産者の努力が報われるような取り組みをしています。
自慢の農産物をもっと知って欲しい、適正な価格で売って欲しいという農家の方を支援するような形です。
そして食べチョクの使い方などのサポートがあるのは生産者からすると評価が高いのでは、と個人的に思います。
多くの生産者は作るプロであり、商品の売り方やアピールの仕方は上手ではないと考えるからです。
3C分析(消費者)
直通で届けられるため、無駄な費用が発生せず、こだわりの食材がスーパーで買うよりも安く手に入る。
出品者の利益率が高くなると消費者にとって低価格で購入できるため理想的。
悪い口コミも消さずに出品者の対応などを見てもらうことで信頼を獲得。
個人的には、Amazonのように有料会員になることで配送料を無くせたらいいなと感じました。
配送料があるとやはり一瞬止まりますし、比較的低価格な商品に1000円以上の配送料は痛いな、、と感じます。
これは今後規模が確保できれば実現するかもしれないので周りの人に食べチョクを勧めます!
まとめ
食べチョクはD2Cプラットフォームのような形で提供することで従来の無駄なコストをカットし、
生産者と消費者の両方にとって好ましい結果を実現しています。
この例から卸などの中間業者の存在の大きさが分かりますね。
中間業者は必ず無駄というわけではなく、大量に生産する農家にとってはありがたい存在となっています。
ビジネスモデルはそれぞれ好ましい状況があり、食べチョクは課題を抱えている生産者と消費者に届いたということですね。
また、今後の課題として生産者の高利益は変えないと考えるので、
- 生産者を増やす
- 消費者を増やす
ことで規模の獲得が必須だと思います。
今後の食べチョクに注目しています。