Adobeの収益構造:2021年Q2

Adobeとは

クリエイティブのための製品を開発している会社。

最近では仲里依紗さんが出演しているCMをよく見ます。

動画編集や写真の編集、イラストなど全てを取り扱っている会社です。

最新決算:2021年Q2

総収益:38億3500万ドル

売上総利益:33億9100万ドル

営業利益:14億600万ドル

純利益:11億1600万ドル

収益構造

収益構造は以下のようになってます。

およそ92%がサブスクリプションによる収益です。

Photoshopやイラストレイターなど、クリエイティブ作業には欠かせない製品がやはり大部分を占めています。

11億1600万ドルが純利益になり、およそ1/3が利益という高利益率を誇る製品であります。

コスト割合

コストの割合は以下の通りです。

Serveces and other がコストの24%と、高い割合です。

おそらくカスタマーサポートなどの費用がこれに当てはまると思います。

製品の開発、改善だけでなく、快適に使用してもらうために力を入れていることが分かりますね。

営業費用

製品のリサーチや開発に約1/3、そしてセールス&マーケティングがコストの半分以上を占めています。

マーケティングコストの方が大きく、拡大に力を入れているのがわかります。

売上の遷移:2019~2021Q2

売上額の変化は以下の通りです。少しずつ伸びているのがわかります。

商品の高品質化、マーケティングによる拡大が要因であると考えられます。

また、地域別の売上割合は以下のようになっており、2019年からこの割合に大きな変化はありません。

まだインターネット環境が完備されていないアジアやアフリカの国に伸び代があると考えることができます。

今後の変化に注目です。

まとめ

以上が最新のAdobeの決算情報からわかることでした。

サブスクリプションというビジネスモデルは買い切り型に比べ継続して売上をあげることができます。

リスクとして、顧客にストレスが溜まるといつでも解約されます。

そのため、高品質・快適な利用体験の提供は日々アップデートされる必要があります。

顧客の成功に伴走するというビジネスモデルはリスクがあるが、気に入られると長期的な顧客がつきやすい

という特徴が読み取れます。

今後はIT知識だけでなくクリエイティブ力が必要となる時代がきそうです。

私もAdobeを使って勉強していきます。