“あなたの24時間を科学的に2倍にする!”
1日の効率が悪い、期限ギリギリまで終わらない、。。
このような悩みは誰もが抱いたことがあると思います。
この『神・時間術』では、人間のパフォーマンスが最大になるような術が記載されています。
多くの人にとって、この方法は合うはずなのでぜひ一読ください。
結論
- 起きて2時間、午前中の活用
- ストップウォッチで時間を区切る
- 寝る前に無駄な情報を入れない
この3点を意識するだけで時間の使い方が改善され、効率化しました。
以下でこのポイントを軸に本書から学べることを一部紹介します。
脳のゴールデンタイム
朝起きて2~3時間の時間を「脳のゴールデンタイム」と言います。
人間の脳は起きてから2,3時間は疲れておらず、脳内が整理された状態にあるため、
脳のパフォーマンスが1日で最も高いためです。
朝は夜の4倍の価値がある
1日で最も集中力が高い時間帯は朝の6~7時台です。
その後、集中力は徐々に低下していきます。
このゴールデンタイムでは集中仕事をするべきです。
語学、文章、資料、間違うことのできない細かい作業などがこれに当てはまります。
その反対で非集中仕事とは、メールの確認などのいつでもできるものが当てはまります。
非集中仕事をこの時間に持ってくるのは非常にもったいない。
ゴールデンタイムを有効に使うことで、スピードが2倍、クオリティが2倍の4倍の価値があるのです。
15・45・90分の法則
著者は集中時間は15分・45分・90分のブロックに分かれていると言います。
かなり深い集中が持続できる時間が15分程度であり、この時間にまとまった仕事を片付けることが有効です。
45分は小学校の授業の時間と同じで、小学生でも集中して取り組める時間ということになります。
そのため、パソコン仕事などの仕事をする場合は40~50分に一度の休憩が好ましいです。
90分はその倍であり、大学の授業時間や2時間ドラマの時間と同じです。
これは大人がなんとか集中できる限界の時間と考えられます。
このように時間を3つのブロックに区切ることで集中力の深さと持続時間が組み合わさり、
効率的な働き方が可能になります。
人によっては80分であったり、最適な時間が異なるので、自分の集中時間を掴むことが重要です。
ストップウォッチを活用する
その際に活躍するのがストップウォッチです。
スマホではなく、体育の授業で使うストップウォッチです。
無駄な誘惑がなく、計測するだけなのでアラームもなく、集中して取り組むことができ、
経過時間が見えるので、制限時間というプレッシャーの中で効率アップが可能になります。
疲れる前に休む
『集中力(仕事効率) × 時間 = 仕事量』という関係が成り立つことが先ほど分かったと思います。
ここではその時間ブロックをこなすための集中力のリセット方法について記しています。
20~30分の仮眠でリセット
仮眠には脳のリセット効果があります。
そしてそれは30分を超えると効果が徐々に悪くなり、1時間を超える仮眠は、
脳のパフォーマンス的にも健康的にも悪影響を及ぼします。
椅子に座って顔を机に伏せるだけでもかなりの効果があります。
軽い運動でリセット
仮眠以外には運動によるリセットができます。
ランニングなどができなくても、階段を走って上がるなどの運動でも効果が得られます。
集中力が下がってきたら体を動かすことを意識してみましょう。
寝る前の2時間で人生が変わる
著者の樺沢さんは、『朝起きる時の生活習慣で「1日」が決まり、寝る前の生活習慣で「人生」が決まる。』
と言います。
それほど寝る前の生活習慣は重要であるということです。
以下では寝る前にすべきこと、してはいけないことをいくつかあげていきます。
「寝る前の2時間」にしてはいけないこと
食事・激しい運動・ゲームや映画などの視覚系娯楽・スマホやパソコンなどです。
これらのことは目がぱっちりし、心臓がドキドキするため交感神経が優位になります。
「寝る前の2時間」にすべきこと
「ゆったりとした時間・リラックスした時間」を持つことです。
音楽やアロマ、ペットと遊ぶ、読書などが挙げられます。
夜になると副交感神経に切り替わるようにゆったりとリラックスすることを心がけましょう。
転用
個人的に取り組みやすい「時間術」として、
取り組みやすい、時間を区切ることを意識する。ストップウォッチを活用
↓
疲れる前に休む、リセットする
↓
寝る1時間前にはYouTubeを見ない
↓
頑張って6時に起きてみる
↓
朝に勉強してみる
というような形でステップアップするといいと思います。
この時間術を手に入れるにはまずは早起きをしないといけないのですが、いきなりは難しいです。
個人的には早起き自体はできるようになってからでいいと思います。
それよりも簡単なストップウォッチで時間を意識しながら取り組む、であったり、
昼寝は20分くらいまでと決めたり、取り組みやすいことから手をつけるべきです。
それらができるようになったら、少し難しいことに挑戦してみるのがいいと思います。
まとめ
今回は樺沢紫苑さんの『神・時間術』について重要部分を要約しました。
この時間術は主に朝の時間を有効活用するためのものなので、万人に当てはまるわけではないと思います。
しかし、多くの社会人、学生にはぴったりの術なので取り組みやすいことから挑戦してみてください。
そして今回紹介したのは本書の一部であり、他にも多くの効率化のための方法やリセット方法などが
記載されているので是非チェックしてみてください