【書評】一点集中で効率爆上がり:シングルタスク

「やることがたくさんあって結局間に合わないことが多い、、」

「たくさんのことに手をつけてしまう、、」

など、仕事や作業の中で感じたことはありませんか?

この問いかけによく当てはまるという人は以下で記す技術を身につけることで、

仕事の効率が爆上がりするはずです。ぜひ読んでください。


今回はデボラ・ザックさんの著書『SINGLE TASK』について書きます。

この本は「時間管理」と「自己管理」について重要なことを教えてくれます。

すべきことがたくさんあって終わらない、どれから手を着けるか考えてしまう、、

などの悩みを抱えている方は必見です。

シングルタスクとは

まず、シングルタスクとは何でしょうか。それは、

「『いまここ』にいること、『一度に「1つの作業」のみに没頭する』こと」

です。

あれもしながらこれもして、、のようなマルチタスクとは反対で、

過去のことをクヨクヨ考えずに「今」にフォーカスし、

成すべきことの一つに集中して取り組むことです。

私生活でのマルチタスク

我々は私生活で無意識にマルチタスクを続けてしまっています。

食事の時にスマホやテレビを見たり、映画の流しながらテスト勉強をしたり。。

映画を見ながら勉強して結果を出せる人はほとんどいないと思います。

つまり、マルチタスクを続けている限り、真の生産性を発揮することはできず非効率になるのです。

そこで重要なのが『一点集中』、シングルタスクです。

シングルタスクの原則

一度に1つの作業に集中して生産性を上げる

「何かの数を数えていた時、ふと頭の中で違うことを考えてしまって数が分からなくなった」

このような経験は誰もがしたことがあると思います。

この原因は2つ

  • 頭に浮かんだ別の思考
  • 外部からの刺激

です。

いずれの場合も邪魔が入ったことで集中力が途切れ、能率が落ちたことにあります。

そしてマルチタスカーはシングルタスカーよりもその影響を受けやすく、

抑止力が効かないため集中力も鈍いのです。

一点集中の作業を続けていると「ゾーン」に入れる

シングルタスクには「強いエネルギー」と「鋭い集中力」という特徴が伴います。

その相乗効果によって結果を得ることができるのです。

「思考」「行動」「周囲」をコントロールする

思考の理解

普段の生活で集中力が切れるのは何を考えているときだろうか。

自分の思考を意識することが重要なのです。

思考の傾向が分かっていれば意識下に置くことができるため対策可能になります。

全行動を一つずつにする

  • 毎朝「3~5分」の時間をとり、今日の予定を全て書き出す
  • 毎日「小さな目標」を設定して達成できたかどうか記録を続ける

この二つを意識するだけでタスクを一つずつ潰すことに慣れます。

他にも、メール送信の時間は朝昼夜の3回に制限する、「空白タイム」を作る、などもあります。

空白タイムを作ることで外部を遮断し、自分の時間に集中することができるのです。

周囲をコントロールする

現代に生きる私たちにとってスマホの誘惑は非常に手強いです。

スマホに対しては物理的に距離を置くことが非常に有効だと思います。

時間が経過するまでロックが開かないボックスがあるので、重症の人はぜひ使ってみてください。

世界変わります。

まとめ

シングルタスクは現代のように誘惑の多い状況こそ必要なスキルです。

「今日はダメな日だった…」から「今日も集中して全部取り組めた!」に変わると思います。

個人的に一番の解決策はとしてはスマホをオフにする。

しかし仕事上PCやスマホを手放せない場合は前述した方法でタスクに向き合っています。

『今は何をする時間か』を常に意識し、終わるまで別のことは無視する。

割り切ることがシングルタスクを継続する秘訣です。

そのために一人の時間が非常に重要です。

周囲の人の誘いやおしゃべりの時間などをうまく断る術を身につけましょう。

気になった方は是非読んで取り入れてみてください。